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249 名前: 隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 五日目・夕:遭遇の一成] 投稿日: 2007/04/06(金) 04 45 22 帰り道、幸せそうに鯛焼きを食べている一成を見つけた。 何回か一緒に買い食いをしたことはあるがあれほど幸せそうに頬張る姿を見たことはない。 「おーい、一成」 両手で荷物を抱えているので声だけ掛ける。 「ん? おお、衛宮ではないか」 がさりと紙袋の口を折り曲げてこちらに歩いてくる。 「うむ、なにやら久々な気もするが……大変そうだな、衛宮」 後ろに居る女性陣を見咎めたのか、怪訝な表情を浮かべた後、眼鏡の位置を軽く直しながら袋を開け 「良かったら食べるかね? 一人では冷めてしまうと思っていたところだ」 優しげに微笑んで少女二人に鯛焼きを渡す一成であった。 二人とも戸惑っていたが、それぞれの表情で受け取る。 だがそれは一口食べて幸せそうな表情に変わる。 「良いのか? お山の生活は甘い物とかは原則禁止だろ?」 しかもこんなにころりと表情を変えるほどの代物ともなれば、ただの鯛焼きでも中身は相当な代物だろう。 「うむ、構わん、今日一日分の労働の報酬だ、ついでに言えば美味なのだが一人食うには多すぎる……良かったら衛宮達も食うかね?」 むしろ食ってくれると嬉しいと言わんばかりの視線には頷かざるを得ない。 実際に近づいてみてみれば、一成の持つ紙袋は手に持つ、というよりも小脇に抱えるようなサイズである。 ……あれが全部鯛焼きだとすると、軽くキロ単位である。 しかも二桁に届くかもしれない。 五人で食うにしても多すぎるとの判断までは一瞬。 少なくとも夕飯は食べられなくなるだろう。 ライダーが新鮮な魚を提供してくれる予定だというのにそれは問題がある。 「……一成、差し支えなければ家に来い、茶と人数が居ないとどうにも大変そうだ」 どれだけの人数がいるかは分からないが少なくとも誰もいないと言うことはないだろう。 「うむ、そうか……丁度良い、土産話と、少々問い質したいこともあるでな」 まあ、その視線から、何を問い質したいは大凡把握した。 目を輝かせて鯛焼きを頬張るノインとイリヤ。 そして再び頬張り、目を閉じて何度も咀嚼している。 実に美味しそうだ。 とはいえ、荷物もあるし、これから食べられるのだし、茶もあったほうが楽しめるだろうし、一緒に食べる人も多い方が良い。 「重そうだな衛宮、少し持とう」 「いや、別に大丈夫だ、一成の方は……」 見れば既に鯛焼きの袋はその手にない。 というかノインが持っていた。 「ノイン、あまり食べ過ぎると夕飯が食べられないからそんなに食べると良くは……」 「甘い物は別腹だから大丈夫ですわ、旦那様?」 思わず吹き出した。 そしてノインは悪巧みを成功させた時の遠坂のような笑みを浮かべた。 舌先を軽く出すその笑顔は、それはもう可愛い物があるが発言の内容が問題だった。 「なっ……なあっ! え、衛宮ッ! 流石にそれは友人として祝福できん! 再考を強く強く推奨するっ!」 がばーっと、掴み掛かるように一成が接近する。 というか、余りの勢いで激突した。 段ボールの箱から溢れそうになる芋を何とかバランスを取って支えて一息つく。 「一成、危ない、芋が溢れる」 「たわけっ、食品は当然大事だが婚礼は一生の問題だろうッ! 正妻はそこな間桐さんであろうに一体何をどうして血迷ったのだ衛宮ー!」 正妻、と言われて顔を赤らめる桜と、その姿を楽しそうに見つめるイリヤと名城。 「それはノインの冗談だ、冷静になれ一成」 「ええぃ、このような少女がそのような冗談をいうものか、例え今は亡き衛宮の父君の遺言でも推して破れぃ!」 割と冷静さを失っている一成を尻目に、ノインは楽しそうに新たな鯛焼きを取り出し頬張っていた。 カイファル:多少のゴタゴタはあったものの、どうにか衛宮邸に到着した バラカット:衛宮邸のすぐ近くで、ルヴィアとジェネラルに会った セラーズ:衛宮邸のすぐ近くで、後ろからシャリフさんがバイクで現れた 投票結果 カイファル:1 バラカット:5 決定 セラーズ:1
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382 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/08/18(土) 02 14 25 「膝枕、してくれるか?」 畳の床は寝転がるには微妙に固いのだ。 「え……は、はいっ」 一瞬だけ顔を赤らめてから、頷いた。 その表情で気付いたが、みんなの前で膝枕というのはこう、少しばかり恥ずかしい状況ではないだろうか。 する方にしてみれば足も疲れるだろうし。 それを気付かないほどだった、と言うことに気付いて今更ながら戦慄する。 「ついでですから、耳掃除とかしちゃいましょうか」 だが桜はノリノリで、さっと棚から耳かきを取り出すと正座をして『さあ来い』とばかりに腿をぽんぽんと軽く叩いている。 ……ま、いいか。 さっきのこともあるし、今更膝枕でどうこうと言うことは無い……よな? 自分で自分を納得させ、桜の腿にぽふりと頭を乗せる。 頭を包むように僅かに沈む腿の感触と、首筋に当たる膝の感触が非常に心地よかった。 「それじゃ、始めますね」 「ああ、頼む」 軽く目を閉じ、耳の内側の感触に意識を集中させる。 自分でするのとは違う感覚には少し戸惑うが、これはこれで良いなーって思えてくるまでに時間はそう掛からない。 自分で調整できない存在がこりこりと耳かきが耳の中を擦り上げていく感触は、少し怖いが、同時にゾクゾクとさせてくる。 不意に耳の中から何かがこそげ落ちたのが分かった。 「あ、おっきいの出てきましたよ? ……わ、凄い、こんなに」 薄目を開けると、耳かきの突起全体に耳垢の塊が乗っていた。 確かにでかい。 というかセンチ単位のアレは尋常じゃないような気がするが、実際どうなんだろうか? 「……ちょっと楽しくなってきちゃいました」 桜は広げておいた広告の上に耳垢を落とし、再び耳かきを耳の中に入れてくる。 角度的に桜の表情を覗き見ることは出来ないが、鼻歌交じりで実に楽しそうだ。 再びちらりと薄目を開ける。 ……見られてる。 何人か、ってところまでは分からないけど、テレビではなく明らかにこっち見ているのが居る。 どうにも気になったので視線を上から下へ、部屋全体を見渡すように動かす。 まず一人目、遠坂はテーブルに肘をついて溜息をついてこっちを見ている。 『まだ懲りないのか』とか考えている表情で、溜息は諦めた時のそれであろうというのは簡単に分かった。 考えればそんな表情が分かるくらいの付き合いになるからなあ。 二人目、氷室はいつからだったのか、フェイトを胸元に抱きつつ――フェイトはテレビの方を見ていたが――こっちを横目でじっと見ながら顔を赤らめている。 一瞬だけ視線を逸らしたが、逸らす瞬間が見えていた上に視線が戻ってくるのが見えてしまえば確実だ。 さっきのに比べれば見られて困る物ではないんだが、あの時の氷室の言葉と行動を思い出すと顔が赤くなってしまう。 三人目は、その氷室の傍らで腹這いになっているなのはだ。 その顔は思い切り笑顔で、テレビを見ようともせず体勢もこっちを向いている。 畳に肘をついて両手の平に頬を乗せ、足をぱたぱたと動かしているその様は、子供らしいと思うと同時にこっちまでウキウキさせられる。 先程の殺気とどうにも一致しないその差はなんだろうか。 ――知る由も無いことだが、彼女の両親が家族の前で互いの耳掃除をよく行うため、それは日常の光景であり、それ故の笑顔である。 四人目は、次は私の番だと言わんばかりに正座になっているルヴィアだ。 視線に気付くと、先程の桜と同じようにぽんぽんと腿に触れる。 いや、悪いけど耳掃除は一回やって貰えば十分だぞ? 「さ、それじゃ反対の耳もやっちゃいますから、反対側向いてください」 熱いのと寒いのと暖かい視線に見守られている、というのは居心地がいいのか悪いのか、判断は出来なかった。 惰眠:映画の途中であったが、不意に眠くなってきた 爆薬:映画の終わる頃、ライダーに声をかけられた 薬缶:映画が終わり、夜が来る
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107 名前:隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM [sage 四日目・夜:血跡] 投稿日: 2007/01/18(木) 04 21 25 影がぶつかり合う。 一つは音にも迫らんばかりに一直線に空を駆ける。 対する一つは、耳障りな哄笑と狂気を散らしながら虚空にて待ちかまえる。 ……それは幾度となく繰り返された光景だ。 今現在切った札は互いに少なすぎる。 だが、それとて『空を飛ぶ』という一点でもって圧倒的なアドバンテージを有している。 クラスとして最優であるセイバー。 英霊であるその身をして、飛行するという力を持たぬ身である以上、虚実入り乱れる攻勢など不可能である。 その差をして拮抗しているという事実こそ奇妙。 バーサーカーは新たに札を切り、それをして攻めることは幾らでも可能なはずであった。 「くっ!」 セイバーはまたも一撃をいなされ、爪をその身に受けた。 だがその爪の先、腕を右手で掴み、腹部を狙う一撃。 半ば牽制ではあるが、無防備に受ければ肋骨を砕いて余りある威力だ。 その一撃を、セイバーの身体ごと回転して回避する。 バーサーカーは空中であることのアドバンテージを、これ以上無いほど生かしている。 その回転と同時、開いた左腕を突き出し、肩へ掌底を叩き込み、その反動を利用して再び足場へと戻る。 空中に、しかも足場から遠い場所に居る限り優位は動かないと認めたのは既に過去。 だから認めた段階で、作戦を変えた。 彼の『宝具』さえ使えばその状況も動くだろうが、消耗は極めて大きく、何よりこれ以上ないほどに目立つ、それこそ大地を、街を抉る光の剣が如く。 故にその使用は不可能。 そうであるが故に、バーサーカーが動いた瞬間こそが好機。 その瞬間を、息の殺して待ち続ける―― 「……よし」 少し不安ではあるが、相手も所持している以上、拳銃の攻撃性能は無視できるモノではない。 莫耶をベルトに挟み、拳銃を両手で構えて消え始めた足跡を追跡する。 勿論、罠の可能性もあるため警戒は必須だが、ただ体勢の立て直しのために逃げているのならここで倒さねばならない。 外の敵――バーサーカーと呼ばれていた――は紛れもない殺人鬼であり、そのマスターも確実に殺人を肯定し、それどころか罪があるのかと問うた。 そのような在り方であるが故に、衛宮士郎は、正義の味方を志す者はその在り方を否定しなければならない。 彼は人を犠牲にしない為に、戦っているのだから。 ビルを抉り取るように大きく開いた穴から先の部屋を覗き見て警戒する。 姿勢は出来るだけ低く、血痕を追跡する。 一つめ、二つめの部屋には特に何か置いてあることはなさそうだ。 血の跡を追い、続けて三つ目の部屋を覗き見る。 「……ん?」 部屋に血が広がっている。 溢れた跡と言うよりも、結果として溜まったような跡だ。 「後ろを警戒して立ち止まったのか? それとも何か……」 物陰から出て、血溜まりに触れる。 埃や破片で白く汚れているが、やはり乾いては居ない。 ふとその先を見る。 抉り取るような穴は変わらず、だが。 「血痕が、途切れている?」 突然すぎる出来事に、咄嗟の思考が追いつかない。 罠? だとすればこうして注目して動きが止まった段階で何かをされているはずだ。 周囲を見渡すが爆発物や細いワイヤーのような物は……ない。 「だとすれば……なんだ?」 バックトラック? いや、そうだったとしても血痕は残るだろうし、そんな元気があるならやはり攻撃をしてくるのではないだろうか? あの時使われた魔術は防御のみという事から、防御のみに特化しているという仮定の下で、さらに武器が無いとすればその疑問は解消できる。 「とはいえ、血の跡が消えたことの説明にはならないよな……いや、待てよ」 今夜の衛宮邸での戦いで、桜が腕に影を巻き付けて止血処理をしていた事を思い出す。 防御魔術の応用で、似たような事が出来るのか? 追撃を警戒しながら止血すると同時に、その処置の際に生じる自らの血の跡に注目させ、警戒させて距離を稼ぐ。 ……ありえるな。 強襲:そうはさせない、一気に追いかける 警戒:いや、そう考えさせるのも罠だとしたら? 投票結果 強襲 4 警戒 5 決定
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635 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2007/08/24(金) 04 13 42 「……エンジンを掛けても大丈夫ですか?」 逸る心のままにそう問うた。 その言葉が引き金になったのか、シャリフさんが堰を切ったように笑い出した。 その笑い振りは、見ていて清々しいほどで、思わず三人して見入ってしまった。 「ああ……面白かった、こんなに笑ったのは、ひょっとしたら初めてかもしれないわ、真面目そうな外見の割に抜けてるのね、『姉さん』て」 涙さえ浮かべて笑っていたのか、目元を軽く拭いながらシャリフさんが言った。 「……こんなところでエンジン回したら大問題よ、色々とね」 その言葉で思い出した。 Y2Kの排気ガスはとんでもなく高温だ。 有毒ガスとかそんなレベルの事はこの場合問題ではなく、可燃性の物体に引火して小火になりかねない。 実際土蔵の中身は木製の卓袱台だの藤ねえが持ってきて処分に困ったポスターだのが保管という名前で放置されている。 やったことはないがこんな物に600度を超えるガスが叩き付けたら多分即座に発火する。 「……ライダー、ここでエンジンを回すのは危ない、小火になる」 「そうでした……それにキーも差さっていませんね」 「キーはここよ」 そう言って、シャリフさんが手品のように肩口からキーを取り出す。 まるでそこに袋があるかのように、服の切れ目のような場所――だがそこには縫い目すらない――からだ。 「……今のは?」 手品の類ではないのは分かる。 「さあ、何かしら?」 誤魔化すように笑い、ライダーにキーを放り投げる。 それを無言のまま受け取り、ポケットに仕舞い込む。 「まあ、騒音の問題もありますから、遮音の結界を展開して貰わないといけませんね……まあスラストに比べれば静かでしょうが」 「……ライダー、それどう考えても比べる物間違ってる」 スラスト、正確に言えばスラストSSCはモンスターマシンと言うよりもモンスターそのものだ。 Y2Kはヘリのエンジンを搭載しているがスラストSSCは戦闘機のエンジンを二機も搭載しており、地上でマッハを公式に記録した代物だ。 そもそもあのマシンは明らかに『乗りこなす』とかそう言ったレベルの代物では無い。 読んだ雑誌には書かれていなかったが、あの直進振りから考えてみれば、左右に方向転換するためのハンドルすら無いのかもしれない。 「それじゃ、確かに渡したわよ」 それだけ言って、用件は済んだとばかりに踵を返す。 「衝動的に手に入れた物だけど……大事にしてくれると、嬉しい」 最後の方は消え入りそうな声だったけれど、それでも聞き取れた。 「ええ、勿論、大事にさせて貰います」 もしかしたら、彼女は感情表現が苦手なのかもしれない。 桜にもライダーにもそう言った面はあるし、桜に喚ばれた彼女も同じなのかもしれないと、ぼんやりと思った。 ぼんやりと眺めた背中は、土蔵の中からはもう見えなくなっていた。 「それじゃ、俺達も戻ろうか?」 「……そうしましょうか」 『結局私はなんで呼ばれたんでしょうか?』と言いたげな、釈然としない表情で桜が頷く。 ……この事を知っておいて欲しかったからなんだろうとは思うが、正しいかどうかは分からないのでそれは口にしない事にした。 「では私も少ししたら向かいます、二人はお先に」 剥がした布地を戻しながらライダーが笑う。 戻しながら車体を撫で回し、機体のラインを確かめているようで、その様子はいつになく浮かれている。 まあ、気持ちは良く分かる。 即座に諦めたとはいえ、乗り回したくて仕方の無かった機体だ、それが目の前にあって乗る気になればいつでも乗れるとなれば、そりゃ浮かれるのも当然だろう。 事実、握ったままの布地は掛けられることなく、もう片方の手で撫でたまま、目を潤ませて顔を赤らめている。 なんというか、その表情は物凄く色っぽい。 「……さあ、行きましょう」 ライダーの姿をじっと見ていたら桜に頬を抓られた。 なんというか、凄く痛かった。 印籠:居間に戻る ジェム:自室に戻る クラウン:縁側に座り込む
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【登場】KK聖杯戦争 【真名】大岡 忠相(オオオカ タダスケ) 【クラス】ルーラー 【マスター】豊川 典善(トヨカワ テンゼン)(依り代) 【HP】 52/52 ←元は46 【ラック】 3/3 【宝具】 2/2 【筋力】EX (8) 【耐久】A+ (7)+1 【敏捷】E (1) 【魔力】A++(8)+1 【幸運】C (4)+1 スキル 裁定者 自身は令呪を『自身以外の聖杯戦争の参加者』と同じ数所持し、全ての参加者に1画ずつ使用、または譲渡できる。自身はマスターを作成できず、聖杯戦争に優勝できない(願いを叶えられない) 不惑 任意の判定の直前に発動する。ラックを1点消費することでその判定を【筋力】で行うことができる。 不憂 [物理防御判定]時と[魔術防御判定]時に発動する。その判定の補正値に+4する。 不懼 サブ行動を消費して発動する。3ターンの間、味方陣営が与えるダメージに+1D6する。 宝具 地蔵縛 任意のタイミングで発動、解除可能。同じエリアにいる自身も含めたすべてのマスター、サーヴァント、その他はスキルを使用することが出来なくなる。 すでに発動しているスキル、宝具の効果も解除され、常時発動ものはこの宝具の効果中のみ解除される。また宝具は通常通り使用できる。 真母審争 自身が《物理攻撃》《魔術攻撃》を行う時に発動する。自身の攻撃判定が相手の防御判定を上回った時、対象の契約するサーヴァント、あるいはマスターとの契約を解除する。この時与えられるダメージは0になる。 マスターを持たないサーヴァントは全てのステータスが-2(1以下にはならない)され、マスターがサーヴァントに、あるいはサーヴァントがマスターに及ぼしていた一切の効果が消滅する。 この効果は戦闘フェイズ終了時まで持続する。 基本的にサーヴァントと召喚者であるマスターは同じシーンに存在しなければならず、マスターが同じシーンに存在しない、あるいはマスターを持たないサーヴァントは全てのステータスが-2(1以下にはならない)され、マスターがサーヴァントに、あるいはサーヴァントがマスターに及ぼしていた一切の効果が消滅する。 サーヴァント作成:TYPEⅡ(http //wikiwiki.jp/fateanother/?%A5%B5%A1%BC%A5%F4%A5%A1%A5%F3%A5%C8%BA%EE%C0%AE%A1%A7%A3%D4%A3%D9%A3%D0%A3%C5%AD%B6) 【容姿】 白い髪を丁寧になでつけた痩躯の老人。 【願い事】 ない。強いて言えば聖杯戦争の早期かつ穏便な終結。 このK市の土地の管理者である老人、豊川 典善(トヨカワ テンゼン)の体を依り代にして現界した。
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861 :隣町での聖杯戦争 ◆ftNZyoxtKM:2008/03/06(木) 04 31 00 「一度退くのが賢明ですわね」 決断までの時間は極々短いもの。 既に異常繁茂した半ばまで破れていた窓に体当たりし、そのまま外へと跳び出す。 常人ならば足を折り、命さえも危うい突破口。 しかし彼女は魔術師であり、それに仕えるのは英霊として人外の域に置かれた存在である。 跳び出すと同時に着地地点を視認し、気流、質量を操作し着地に備える。 「これを選んだということは、下のアレをどうにかするのを優先する、と言うことで良いんだな?」 同様に着地したジェネラルが自らが跳び出した地点へ向けて連べ打ちを行い、数人を撃ち抜くと共に残り全ての頭を下げさせる。 「ええ、上の敵、情報は得られたのでしょう?」 「一応、おおまかなところはな」 それを使って有効な手だてが立てられているわけではないが、戦闘能力については大凡収集できている。 前後から現れた男女についての情報は特に得られていないが、追撃が無い事から判断して大きな戦闘能力は無い物と判断する。 「それで十分、とは言いませんが……」 着地し、僅かに残る衝撃を前方宙返りで逃し、砲火の先の敵を見据える。 「今は完全に未知のこちらに集中しましょう」 「とはいえ、どう攻めるね? 銃砲撃の類でダメージは与えられているようだが……あの調子だぞ」 ドロドロとカラダから崩れて落ちた液体がスライムのように蠢き元の姿に戻っていく。 「本格的に不気味ですわね……」 不快さを隠す事もせず、だが冷静に見据える。 小銃の銃弾を幾度となく受け、それでも止まることなく砲座へ突撃し破壊する。 そこには驚異を排除する、と言う本能だけでなくどこか意思のような物を感じ取れた。 「見たところ無差別破壊をしているわけでは無い……だとすれば司令塔があるのではなくて?」 例えるならば、前面に展開させた兵士にとってのジェネラルのように。 「だとすれば中央の『女王蟻』、そう名付けることにするが、あれがそうなのではないか?」 「残骸を食べ散らかす異形に知恵があるとは思えませんわ、その他の小物も同じ」 「……なるほど、アレは命令をこなすだけであとは暴れ食し繁殖するだけの存在と言うことか」 それは理性的な思考ではなかったが、感情的にはジェネラルも同意してしまうに十分な異形だった。 「それが正しいとすれば命令は極めて大雑把な代物で……あれを操る魔術師が居る、と言うことになるか」 周囲を見渡してみるが、それらしき存在は視認できない。 それは必然である。 どこからでも見られるような場所に居るとすれば狙撃の危険があるし、そもそもわざわざ戦力から離れるとは思えない。 そして周囲の灯りと呼べる物は街灯以外には月明かり程度で、遠距離からの視認は不可能ではないが難しいだろう。 「暗視装置の類でないとすればあとは魔術と……」 ジェネラルが言葉に詰まる。 「まさかさっきの連中に隠れていたか?」 仮説が正しい物として操作、という点に関して言えば上の敵と下の敵は同一の物だ。 操られた振りをすることも不可能ではないだろうし、『自らを他人のように操る』ないし他人と同時に操ることも可能かもしれない。 可否の判断は置くとして、そうだとすれば外見から判断することは完全に不可能と言うことになる。 「確かにそれは可能でしょうが……そう言った類の魔術を好む魔術師が居るとは思えませんわ」 魔術師は自我を強く持つ。 それは彼女自身がそうだったし、彼女の知る全ての魔術師が自我を優先していた。 それが例え一時的であり、手綱を自らが握っているとしても『操る』魔術の対象を自分とするとは思えなかった。 しかし、それでもその可能性を捨てず、ビルへと振り返る。 その途中、視界の隅になにかが映った。 「あれは……」 動いてしまった焦点を視界の隅であった場所に向ける。 見えたのは―― 月:座した影だ 星:空に飛ぶ影だ 闇:跳躍する影だ 投票結果 月:2 星:5 闇:0
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【ルール】 版権キャラによる聖杯戦争を行うリレー小説です。 参加者の内、マスターは必ず少女でなければなりません。 【設定】 舞台はとある架空の街です。 マップの外も街や海が続いていますが、透明な壁に阻まれて脱出することは出来ません。 後述するNPCは壁の存在には気づいていませんし、平然と脱出することが出来ます。 参加者である少女たちは、この街で過ごすことに矛盾がないように偽の記憶を植え付けられて、同日同時間に、皆この街へとやってくる運びとなりました。 一般的なパロロワにおける、気が付くとOP会場にいた感じをイメージしていただければ幸いです。 少女たちは、何らかの切っ掛けで、あるいは何の前触れもなく、自分はこの街の住人ではないという真実の記憶を取り戻します。 そして、身体の何処かに三画の令呪が刻まれ、少女聖杯戦争参加の運びとなります。 同時に、少女は聖杯戦争に関する知識を手に入れます。 少女達が記憶を取り戻すまでの猶予は一週間です、早くに記憶を取り戻せば、キャスターならば陣地を作成しておく等、本番に備えて準備をしているかもしれません。 また、本番までに記憶を取り戻した少女同士で戦いが行われている可能性があります(俗に言う一話死亡【ズガン】枠です)(ズガン枠はオリキャラ且つ少女に限ります) ルーラーから夜の0時にメールによって『通達』が行われます。 携帯電話、あるいはPCを持っていない少女に対しては、手紙、テレビ、ラジオ、モールス信号、ラブレター、ルーラーによる直接的な伝言などを用いて行われます。 架空の街内には記憶を取り戻せなかった少女達と、少女達の家族や知人を模した偽物達がNPCとして存在しています。 NPCは特殊能力やサーヴァント等を持ってはいません。 【サーヴァント】 サーヴァントは記憶を取り戻すと同時に、召喚される英霊です。 マスターは皆少女ですが、サーヴァントが少女である必要はありません。 サーヴァントがマスターを失った場合、サーヴァントは消滅します。 ただし、消滅するまでに令呪を持ったサーヴァントのいないマスターと再契約を行うことで、消滅をまのがれることが出来ます。 【マスター】 サーヴァントを失ったマスターは消滅しませんが、原作における教会のような安全地帯はありません。 それどころか、ルーラー雪華綺晶は積極的にサーヴァントを失ったマスターを殺しに行きます。 マスターが令呪を失ってもサーヴァントは消滅しませんが、サーヴァント次第では裏切っちゃおっかな―チラッチラッとなるかもしれません。 <時刻について> 未明(0~4) 早朝(4~8) 午前(8~12) 午後(12~16) 夕方(16~20) 夜(20~24) ≪状態票テンプレ≫ 【X-0/場所名/○日目 時間帯】 【名前@出典】 [状態] [令呪]残り◯画 [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針: 1. 2. [備考] 【クラス(真名)@出典】 [状態] [装備] [道具] [所持金] [思考・状況] 基本行動方針: 1. 2. [備考] 【予約期限】 一週間です 【開始時刻】 早朝
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「───問おう。貴女が、僕のマスターか」 解説 2012年、ニコニコMUGEN界隈空前の聖杯戦争ブームに、ボイスパッチ大会や風雷タッグバトル大会のキューム氏が参戦! タイトルにある通り、聖杯戦争のシステムを踏まえつつ有名男女タッグが入り乱れてのタッグ戦が展開される。 クラス毎のスキル、宝具と言う名の固有能力を付与しての対戦はもちろん、対戦前後の会話パートも注目ポイント。 注意! 原作崩壊。 男女タッグネタ。 会話パート付き。 ボイスパッチ他改造改変キャラ。 以上の要素が多数含まれます。これらの要素が苦手な方は、この大会を楽しめない可能性があります。ご注意ください。 大会ルール ゲームスピードfast1、ライフ100%。 1ラウンド99秒、2ラウンド制。 タッグ戦。先頭をマスター、二人目をサーヴァントとする。 サーヴァントは8クラスに分類され、クラスごと、サーヴァントごとに能力がある(後述)。 対戦カードはランダムセレクトで決める。 マスターのライフがゼロになった時点でサーヴァントのライフも強制的にゼロになり、決着とする。 3回の敗北で失格となる。 各試合の経過時間を疲労値とする。 疲労値の分だけ、次回試合時のマスターのライフが減少する。 疲労値は、非対戦時に「20」ずつ回復する。 対戦に勝利すると名声値を獲得できる。 これにより次回試合時よりATKとDEFが増加する。 獲得できる名声値はマスターは「1」、サーヴァントは「2」。 大会進行は「抽選→対戦→疲労/成長処理」の順で処理される。 この流れを1ターンと呼ぶ。 令呪イベント 6ターン目以降、3ターン毎に発生する。 1P側、2P側それぞれでランセレによる抽選を行い、 そのターン内でのみ、戦闘するタッグに対してさまざまな効果を付与する。 発生する効果は基本的にタッグ別となるが、両者へ適用されるものもある。 運が悪いとハズレの効果が出ることも……。 ちなみに、令呪とはサーヴァントへの絶対命令権であり、 マスターとサーヴァントに結ばれる契約の象徴、そしてマスター権の証明である。 各効果は、『Fateシ』リーズにおける登場人物の行動や、使用された令呪の命令内容に準じている。 + 令呪効果一覧 ランサー:戦闘続行 主従のライフ連動が解除される キャスター:破戒すべき全ての符 サーヴァントをランセレで変更する勝敗数、名声値等はマスター側に準拠なお、タッグ名も一時的に変更される アサシン:いざ尋常に サーヴァントのみで戦闘を行うこの効果は両タッグへ適用される アーチャー:「倒してしまっても構わんのだろう?」 サーヴァントのみで敵チームとの戦闘を行うサーヴァントのATK DEF1.2倍、ゲージ自動増加 セイバーリリィ:真名解放 宝具が強化される 衛宮士郎:魔力交換 マスターのLIFE+20 サーヴァントのLIFE+50 言峰綺礼:自害命令 サーヴァントのLIFE0.5倍 ウェイバー:命ず、必ず勝利を サーヴァントの能力1.2倍 ケイネス:突撃指令 サーヴァントのATK1.1倍、DEF0.9倍 セイバーオルタ エキシビジョンマッチ発生 タイガー道場(藤村大河) エキシビジョンマッチ発生 ※エキシビジョンマッチが発生した場合、もうひとつの令呪イベントはキャンセルされる。 ※大河とオルタは同時出現しない。 ※「いざ尋常に」「倒してしまっても(略)」が発生した場合、対象となるマスターの疲労値は変動しない (疲労が起こるのは、マスターが戦闘した時のみであるため)。 また、アーチャークラスの単独行動スキルは適用されない。 ※「いざ尋常に」「破戒すべき全ての符」「倒して(略)」は、2敗チームへは対象外となる(効果がキャンセルされる)。 エキシビジョンマッチ 上述の令呪イベントによって発生する、ボーナスバトル。 ランセレによって選ばれたタッグは、 本人と同じクラスの「オルタ」系サーヴァントと、そのマスターとの戦闘を行う。 勝利した場合は名声値を獲得する。 出現するオルタ組の能力値は、所有している宝具も含めて固有のものである。 ただし、実際に戦闘するときには、選ばれたタッグがそれまでに得ている名声値と疲労値が適用された状態となる。 この戦闘では勝敗数がつかず、疲労もしない。 ただし、直前までに発生している疲労値は戦闘中に適用され、勝敗にかかわらず戦闘後も引き継がれる。 また、アーチャー系のスキル『単独行動』は原則として発生しない。 なお、この大会におけるオルタ系サーヴァントは、各クラスの「別の可能性」を体現した存在とされている。 そのため、原作のように黒化してしまったような者もいれば、とてもオルタらしくない者もいる。 参加タッグ紹介 ※サーヴァントの名前の後の()内は属性を表す。 秩序・中立・混沌の3種類あり、いくつかの宝具能力に関係する。 + ... セイバー Saber クラス特性 ・対魔力 キャスターのATKを-20する 『大剣』 マスター 聖騎士団ソル サーヴァント フィオナ・メイフィールド(秩序) 宝具 “勝利を誓う約束の剣(キャメロット)”マスターの疲労値の半分(端数切り捨て)を引き受ける + 調整内容 ・聖騎士団ソル 無敵医師氏版(x,yscale = 0.5 → 0.45) ナテルオ氏製AI レベル7/11 攻防90 ・フィオナ・メイフィールド ドロウィン氏版(x,yscale = 0.5 → 0.48) J・J氏製AI レベル8/11 アルカナ「鋼」固定 チョイヤー氏製ボイスパッチ 『黒髪剣士』 マスター 京堂扇奈 サーヴァント 楓(秩序) 宝具 “疾風丸(シャイニングソウル)”混沌属性のサーヴァントのDEF-20 真名解放 敵タッグのATK、DEF-20 + 調整内容 ・京堂扇奈 Songfu氏版(「緋空閃」「春雷」封印) レベル10/10 ガードレベル3/5 ・楓 Ildanaf氏版 レベル11/11 弾き20 攻防90 剣質「力」固定 『恋愛主人公ズ』 マスター 愛乃はぁと サーヴァント 前田慶次(中立) 宝具 “事始斯如(サムライヒーロー)”勝利時、サーヴァントの取得名声値1.5倍 + 調整内容 ・愛乃はぁと Ina氏版(x,yscale = 0.5 → 0.48) レベル7/8 アルカナ「愛」固定 ・前田慶次 月砂氏版(x,yscale = 0.5 → 0.45) レベル5/11 攻防90 アーチャー Archer クラス特性 ・対魔力 キャスターのATKを-10する ・単独行動 サーヴァントより先にマスターがKOされた場合、 アーチャー(&ダミー)vs相手チームの、1vs2の状態で再試合を行う 『Wさっちん』 マスター 弓塚さつき サーヴァント SACHIEL(中立) 宝具 固有結界“裁きの庭(セメタリーゲート)”スキル「単独行動」発動時、AIをkokuryu氏製AI、モードCに変更する 真名解放 自分以外のDEF-20 自分のDEF+10 + 調整内容 ・弓塚さつき ⑨氏版 アムギス氏製AI レベル9/10 シールド6 クレセントムーンスタイル固定 CYAMON氏製ボイスパッチ ・SACHIEL Rikard Dark Cloud氏版 ユリポエ=久瀬佐祐氏製AI 攻50 防80 『新生路地裏同盟』 マスター アレックス サーヴァント シオン・エルトナム・アトラシア(秩序) 宝具 “エーテライト”単独行動時、ダミーではなくアレックスを従える。その際、アレックスのAIは1%氏製(レベル3/3 ブロ6/10)※アレックスのライフは通常時の半分 + 調整内容 ・アレックス 泰山氏版(x,yscale = 0.9,1.05 → 0.85,1) レベル8/8 ですからー氏製ボイスパッチ ・シオン・エルトナム・アトラシア ⑨氏版 アムギス氏製AI レベル10/10 シールド6/9 ハーフムーンスタイル固定 CYAMON氏製ボイスパッチ 『ビーム脳』 マスター 上海人形 サーヴァント ケーブル(混沌) 宝具 “戦士は徒手にて死せず(ワンマンアーミー)”単独行動時、ゲージ自動回復(「partner」の8Pを相方にする) + 調整内容 ・上海人形 祇園城 奏貴氏版 ユリポエ=久瀬佐祐氏製AI 攻防70 ともろ氏製ボイスパッチ ・ケーブル Cloudius氏版 うんこマン氏製パッチ ikuiku氏製AI(ストライカーOFF) レベル3/6 攻60 防70 ランサー Lancer クラス特性 ・対魔力 キャスターのATKを-10する ・不幸属性 対戦に選ばれやすい 『カリスマ吸血鬼』 マスター 邪悪の化身ディオ!! サーヴァント レミリア・スカーレット(中立) 宝具 “神槍(スピア・ザ・グングニル)”勝利時、相手チームに3ターンの間「不幸属性」を付与する + 調整内容 ・邪悪の化身ディオ!! キクラゲ氏版 misobon_ism氏製AI 攻110防120 CV緑川光パッチ 製作者様名不明 ・レミリア・スカーレット Nachel氏版 攻防110 チョイヤー氏製ボイスパッチ 『甘味処六文銭』 マスター 犬若あかね サーヴァント 真田幸村(秩序) 宝具 “朱羅(スコルピオ)”自チームよりも高い名声値を持つ相手に勝利した場合、自チームの取得名声値が2倍になる + 調整内容 ・犬若あかね アフロン氏版(x,yscale = 0.5 → 0.48) エマノン氏製AI レベル6/6 当身5/6 E-FRY氏製ボイスパッチ ・真田幸村 生姜氏版(x,yscale = 0.5 → 0.45) 厨忍氏製AI レベル8/11 ガードレベル3/10 攻防90 『冥王』 マスター 西行寺幽々子 サーヴァント ジェダ・ドーマ(混沌) 宝具 “神の刃(ディオ・セーガ)”秩序属性のサーヴァントのDEF-20 + 調整内容 ・西行寺幽々子 クロガネ氏版 レベル8 ガードレベル2 攻防90 チョイヤー氏製ボイスパッチ ・ジェダ・ドーマ 出雲氏版 KELN氏製AI アレンジ技スイッチON ライダー Rider クラス特性 ・対魔力 キャスターのATKを-10する ・騎乗 偶数ターン時、対戦に選ばれにくくなる 『御伽話』 マスター 蓬莱山輝夜 サーヴァント 仮面ライダー電王(秩序) 宝具 “時の列車(デンライナー)”勝利時、相手の疲労値を2倍にする 真名解放 ストライカー・超必殺技解放 ライフ連動解除 ※『俺の超必殺技』『超・クライマックスライダーキック』『電車斬り』封印。令呪イベント『真名解放』時のみ解禁予定。 + 調整内容 ・蓬莱山輝夜 HM氏版 あどやご氏製AI レベル10/10 攻120 防74 ・仮面ライダー電王 qzak氏版 エマノン氏製AI(ストライカーOFF)レベル6/6 攻150 防130 かぢゅみ氏製ボイスパッチ 『ツメとカカト』 マスター リリカ・フェルフネロフ サーヴァント 伊達政宗(混沌) 宝具 固有結界“竜の軍勢(アズールドラゴン)”各ラウンドの開始時、援軍レベルは常に70からスタート ※Part7以降、仕様変更。援軍レベル70からスタート + 調整内容 ・リリカ・フェルフネロフ Ina氏版(x,yscale = 0.5 → 0.48) レベル7/8 攻防90 アルカナ「風」固定 E-FRY氏製ボイスパッチ 伊達政宗 ニート運送氏版(x,yscale = 0.5 → 0.45) 厨忍氏製AI レベル6/11 攻防80 『しかし、誰が見張りを見張るのか』 マスター 朝倉涼子 サーヴァント RORSCHACH(混沌) 宝具 “宿りし友の翼(アーチー)”中立属性のサーヴァントのDEF-20 真名解放 サーヴァントのLIFE、ATK1.2倍 ライフ連動解除 + 調整内容 ・朝倉涼子 yukimiti氏版 おまけの人氏製AI レベル10/10 シールド50 攻90 ・RORSCHACH SeanAltly氏版 おまけの人氏製AI ワイヤーガン6/10 マウント10/10 アサシン Assassin クラス特性 ・気配遮断 奇数ターン時、対戦に選ばれにくくなる。 『ボーダー商事』 マスター ルガール・バーンシュタイン サーヴァント 八雲紫(混沌) 宝具 “神隠しの主犯(スキマ)”対戦抽選時、ランダムで相手候補を3組選び出しその中から最も弱っている相手を対戦相手とする。選択基準は、疲労値が大きい→名声値が少ない→敗北数が多い、の順番。3組の値が全く同じだった場合は、最初に選出された相手との対戦となる。また、選出された相手候補が同チームだった場合や複数回選出された場合、発動失敗扱いとなる。 + 調整内容 ・ルガール・バーンシュタイン 悪咲3号氏版 yuki氏製AI レベル7/11 Cグルーヴ固定 ・八雲紫 クロガネ氏版 レベル10 ガードレベル5 チョイヤー氏製ボイスパッチ 『月下の剣士』 マスター 川澄舞 サーヴァント 御名方守矢(中立) 宝具 “月の桂(ムーンディスティニィ)”戦闘終了時、相手マスターの疲労値+30 + 調整内容 ・川澄舞 586氏版 eruk氏製AI レベル10/11 taimanjin氏製ボイスパッチ ・御名方守矢 斑鳩氏版 レベル6/8 彼我共に空ガ不可 『ジョインジョイントキィ』 マスター 朱鷺宮神依 サーヴァント トキ(秩序) 宝具 “北斗神拳”戦闘終了時、マスターの疲労値-30 + 調整内容 ・朱鷺宮神依 Ina氏版(x,yscale = 0.5 → 0.48) レベル7/8 アルカナ「時」固定 ・トキ シュウ氏版(x,yscale = 0.5 → 0.45) レベル11/12 キャスター Caster クラス特性 ・陣地作成 試合開始時のみ、ゲージMAXからスタート 『紫もやし』 マスター 禍忌 サーヴァント パチュリー・ノーレッジ(中立) 宝具 “動かない大図書館(ラクトガール)”相手マスターのDEF-20 + 調整内容 ・禍忌 jin氏版 AGGLI氏製AI(レベル1/2 脱チキンスイッチON)攻防80 ・パチュリー・ノーレッジ クロガネ氏版 レベル6 ガードレベル1 チョイヤー氏製ボイスパッチ 『エンハンサーズ』 マスター アカツキ サーヴァント 聖白蓮(中立) 宝具 “魔人経巻(コズミックマインド)”対魔力スキルの効果を半減する + 調整内容 ・アカツキ HM氏版(x,yscale = 0.5 → 0.48) sekt氏製AI レベル4/4 攻性防禦レベル3 攻防110 ・聖白蓮 プレート氏版(x,yscale = 1 → 0.95) 神風OFF 『カラス親子』 マスター 神尾観鈴 サーヴァント ネロ・カオス(混沌) 宝具 固有結界“獣王の巣”戦闘終了後、敵味方の疲労値を2倍にする + 調整内容 ・神尾観鈴 hanma氏版 翼人モード ・ネロ・カオス ⑨氏版 アムギス氏製AI レベル10/10 シールド7/9 フルムーンスタイル固定 CYAMON氏製ボイスパッチ バーサーカー Berserker クラス特性 ・狂化 ATK、DEF1.3倍。戦闘前にランダムでAIレベル等を決定する。 『怪獣王と小美人』 マスター 霊烏路空 サーヴァント ゴジラ(混沌) 宝具 “G細胞(キングオブモンスターズ)”戦闘前に、抽選王でAIレベル・使用する本体を決定する + 調整内容 ・霊烏路空 BIYO氏版 レベル3/3 防90 kaoru氏絵素材使用 ・ゴジラ k氏版 muu氏製AI(x,yscale = 2 → 1.8) レベル10/10 ライフ1000、攻60 防100 自動回復記述をコメントアウト muu氏版(x,yscale = 1.5 → 1.8) レベル10/10 攻120防130 『ツンギレ』 マスター 紅赤朱秋葉 サーヴァント 八神庵(中立) 宝具 “八神の炎”戦闘前に、抽選王でAIレベル・使用する本体(通常庵/暴走庵)を決定する + 調整内容 ・紅赤朱秋葉 ⑨氏版 アムギス氏製AI レベル10/10 シールド7/9 フルムーンスタイル固定 CYAMON氏製ボイスパッチ ・八神庵 斑鳩氏版 レベル6/8(通常版・暴走版共通) 彼我共に空ガ不可 『封殺』 マスター 右浪清 サーヴァント 星熊勇儀(混沌) 宝具 “怪力乱神”戦闘前に、抽選王でAIレベルを決定する + 調整内容 ・右浪清 紐状氏版(x,yscale = 0.5 → 0.53) 攻90 宝くじモードOFF ユリポエ=久瀬佐祐氏製AI ・星熊勇儀 minoo氏版(x,yscale = 1 → 1.05) 攻90 エマノン氏製AI レベル6/6 yuki氏製ボイスパッチ アヴェンジャー Avenger クラス特性 ・無限の残骸(アンリミテッド・レイズ・デッド) 一度負けた相手と再度戦う場合、そのターンに限りサーヴァントのLIFE1.5倍かつマスターとのライフ連動解除 『和風銀髪』 マスター 天楼久那妓 サーヴァント 刹那(中立) 宝具 “八十枉津日太刀 (ダークソウル)”相手の能力による自チームの能力低下を受けつけない相手チームの能力上昇を無効化する + 調整内容 ・天楼久那妓 Ina氏版 レベル7/8 エス氏製ボイスパッチを改変して使用 ・刹那 月砂氏版 ちぃたま氏製AI 行動Lv9/9 精度Lv11/11 ボイスパッチ(製作者様名不明) ※Part7以降、本体更新のため刹那のAIレベルを変更。 行動Lv9/9 行動Lv8/8 精度Lv10/11 『憂国の士』 マスター キャプテンアメリカ サーヴァント 石馬戒厳(秩序) 宝具 “無数の世より来る臣(キシュア・ゼルレッチ)”相手チームの疲労値が自チームより低かった場合、戦闘中のみその値を採用する + 調整内容 ・キャプテンアメリカ kong氏版(xscale = 1 → 0.9)Mediumレベル 攻防110 ボイスを改変 ・石馬戒厳 如月銃駆氏版(x,yscale = 1 → 0.9) St-Exupery氏製AI レベル11/11 チャンスメイク8/10 『兄が強すぎます』 マスター Kei Nanasawa サーヴァント ジャギ(混沌) 宝具 “偽り騙り歪む名声(俺の名を言ってみろ)”相手チームの名声値が自分より高かった場合、戦闘中のみその値を得る + 調整内容 ・Kei Nanasawa Rikard氏版 EFB氏製AI レベル3/3 攻90 ・ジャギ アフロン氏版(x,yscale = 0.5 → 0.45) ヅァギ氏製AI レベル10/10 攻90 エキシビジョン参加タッグ紹介(ネタバレ注意) ※各クラス特性は参加タッグ紹介を参照にされたし。 + ... セイバーオルタ Saber alternative 『雷』 マスター 廿楽冴姫 サーヴァント カイ=キスク(秩序) 宝具 “封雷剣(ホーリーオーダー)”混沌属性のサーヴァントのDEF-20 + 調整内容 ・廿楽冴姫 Ina氏版(x,yscale = 0.5 → 0.48) レベル8/8 アルカナ「雷」固定 ・カイ=キスク 無敵医師氏版(x,yscale = 0.5 → 0.45) 厨忍氏製AI レベル10/11 ガードレベル10/10 ACモード ループ2回 ライダーオルタ Rider alternative 『良い終末を』 マスター ベリアル サーヴァント オシリスの砂(混沌) 宝具 “霊子演算器(ヘルメス)”自分以外のLIFE-10% + 調整内容 ・ベリアル 608氏版(x,yscale = 0.9,1.05 → 0.85,1) レベル4/4 ・オシリスの砂 シロト氏版 レベル3/5 『猫舌』 マスター リーク・F サーヴァント 仮面ライダーファイズ(秩序) 宝具 "齎されし闇を裂く光(ファイズギア)"自分のATK・DEF 1.1倍 + 調整内容 ・リーク・F 珍屋氏製 ヅァギ氏製AI ・仮面ライダーファイズ 雑草氏製 ペパーミント氏製AI バーサーカーオルタ Berserker alternative 『侍魂』 マスター 魂魄妖夢 サーヴァント 壬無月斬紅郎(混沌) 宝具 “紅鋼怨獄丸(あかはがねおんごくまる)”狂化の能力上昇を、攻撃力に集中させる + 調整内容 ・魂魄妖夢 クロガネ氏版 チョイヤー氏製ボイスパッチ ・壬無月斬紅郎 アリ氏版 J・J氏製AI 『何もかも紅いんだよ』 マスター レミー サーヴァント 吸血鬼シオン(混沌) 宝具 “正式外典(ブラッドバイブル)”マスターとのライフ連動を解除する + 調整内容 ・レミー 焔氏版 お家氏製AI ・吸血鬼シオン IQS氏版 アヴェンジャーオルタ Avenger alternative 『白黒ツンデレッタ』 マスター 白レン サーヴァント K (混沌) 宝具 “偽・草薙の炎(ブレイズ・オブ・クサナギⅡ)”自分と相手チームのLIFE-10% + 調整内容 ・白レン ⑨氏版 アムギス氏製AI(CMスタイル) レベル10/10 シールド5/9 技振りレベル9/9 CYAMON氏製パッチ ・K' 葉桜氏版 レベル9/11 空ガ、特殊受け身ON 制作協力 文安国様(大会設定) シェルアーク様(宝具名設定) 関連大会 ボイスパッチ搭載! MUGENタッグトーナメント 風雷タッグバトル【極小リーグ戦】 コメント + ネタバレ注意 無事パート1が投下されたので応援制作。大会ルール、キャラ詳細はうp主配布のテキストより抜粋 改変しました。しかし、注意事項は防衛線張りすぎかな……。男女タッグネタやボイスパッチは好きなんだが、荒れ要素にもなるので怖いんだよなー…… -- 夢眠 (2012-04-03 07 15 25) ↑作成乙。今の所は荒れてないし気に病む事も無い。嫌いな人はそもそも観ないだろうし。調整もルールも凝っててガチだからジワ伸びして欲しいかな -- 名無しさん (2012-04-03 10 42 59) 作成乙。中々面白そうなので完走してほしいです。 -- 名無しさん (2012-04-03 12 06 18) ちと調整内容に格差を感じるな。全体的に砲台や射撃系キャラを下げ、近接キャラを上げてるけどこれだと攻め続けられて無理ゲーとなるパターン。冥王とか接近戦苦手な幽々子がマスターなうえにガードが2とか流石にいかがなものかと思う -- 名無しさん (2012-04-03 12 55 00) ↑まぁ聖杯戦争故いた仕方なし、と劇中でも行ってるしなーどうなるかは実際に戦ってみたいとわからない。 -- 名無しさん (2012-04-03 20 11 23) 原作だと『聖杯で願いを叶える』っていう事自体が盛大な釣りだしな。サバは聖杯にあることをさせる為のエネルギーに過ぎんし、バランスとか今更www -- 名無しさん (2012-04-03 20 14 44) ガチで大概の願いを叶えられるcキューブを何回も破壊してるしキャップは聖杯壊しに来たんだろうか -- 名無しさん (2012-04-04 02 05 32) ゴジラが思ったより働かなかったな、AILv9でもあんなモンなのか。それとも大剣が強かっただけか? -- 名無しさん (2012-04-10 18 58 50) ↑あのmuu氏版ゴジラは参加キャラの中でも最弱クラスの性能だったりする。システムの貧弱なレトロゲーの、さらに弱キャラの再現だから仕方ない。技も少ないし行動の隙も多い。 ……k氏改変版だとぶっちぎりの壊れになるけどね。 -- 名無しさん (2012-04-10 22 55 11) 元々並クラスの上に レトロゲーが苦手とするコンボゲーのタッグが相手だったからフルボッコされたわけか。 -- 名無しさん (2012-04-10 23 51 14) 遅くなりましたが、ページ作成ありがとうございました。そしてこの場を借りて、宝具を設定するというアイデアを始め様々に協力を頂いた文安国様、相談に乗って頂いた上にサキエルの宝具名を考えて下さったシェルアーク様にお礼申し上げます。 -- キューム (2012-04-23 01 04 06) キャスターが強いというよち紫もやしのマスターDEF-20+ワキガの効率の良さが強力なのかな -- 名無しさん (2012-04-26 16 44 26) ↑ちゅーかそのD-20効果ってエア巻物の完全上位じゃね。対魔力半減って相手によっては意味ねーし、効果発揮しても5~10しか変動せんし。なぜ同じクラス内で格差が…… -- 名無しさん (2012-04-26 17 02 08) 白蓮の宝具名が変更されていたので更新。ところで、大分オルタ勢が出そろってきたけど記述どうしましょうかね。あとは令呪効果とか。まだ早いかな? -- 名無しさん (2012-12-24 22 30 28) 書きたくなったら書いても何ら問題は無いかと思うのでどうぞ。オルタ勢は分けて紹介した方がいいかと -- 名無しさん (2012-12-25 03 15 07) オルタ勢とエキシビジョンマッチについて追加しました。ただ、調整内容については情報が公開されていないので、不完全な状態となってます。 -- 名無しさん (2012-12-25 18 38 52) 路地裏がなんか主人公みたいになってきたな -- 名無しさん (2013-01-01 22 41 00) ↑言わんとすることはわかるけど、主人公キャラをつかまえてそれはw -- 名無しさん (2013-01-01 22 49 55) 非常に今更だとは思うんだが、ジェダはセイバー(セイヴァー)の方が合ってるんじゃないかな -- 名無しさん (2013-02-10 22 10 23) 何となく冒頭に楓の台詞を入れてみたけど、こいつPart8まで出番ないんだよねえ。政宗のほうでもよかったか? -- 名無しさん (2013-03-16 15 46 09) 元ネタもといセリフがセイバーだし、あのシーンは盛り上がったからアレで良いと思う -- 名無しさん (2013-03-16 18 42 56) 新作来た!黒髪剣士は主人公やってるなぁ -- 名無しさん (2013-10-29 22 26 57) 黒髪の連携が妙に懐かしく感じるなぁ -- 名無しさん (2013-10-29 23 17 17) 新作きた!全勝は黒髪だけだね。コンボゲーのタッグが多いから一撃火力の重さがウリのタッグは隙を突けずに押し切られちゃうね。2敗タッグが増えたから次回からは敗退祭りになりそう -- 名無しさん (2013-10-31 12 17 17) 新作、BASARA組全滅w弱すぎワロスwザマァwww・・・って友人がほざいてたので調整内容見たがサーヴァントが結構弱めの調整だったのか・・・特にAIレベル。それでも試合自体は中々拮抗してる辺り調整が上手いのか、或いは撮り直し回数が半端ないのか。基準どうなってんだろうか? -- 名無しさん (2014-06-13 16 15 55) 名前 コメント マイリスト
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Who is in the center it is chaos? ◆GOn9rNo1ts 犯罪係数 92 シンデレラガール、渋谷凜の朝は早い。 輝かしい偶像(アイドル)の頂点に立つ彼女の一日は、いたって地味な朝のランニングから始まる。 服装は動きやすさを重視したジャージ。公道を走るのに煌びやかなドレスは必要ない。 傍らには小鼠の変わりに飼い犬であるハナコ。手には彼女が粗相をした際に処理をするための手提げ袋。 かぼちゃの馬車のお出迎えもなく、向かうお城も、今はなく。ただただ体を動かすために。 その日も、凜は自分の足で静かに、しかし確かな足取りで、トレーニングと犬の散歩を兼ねた『毎日』を開始した。 いつからこの日課を始めたのか、凜は覚えていない。 ダンスのレッスンで体力不足を感じた時からだっただろうか。 デビューシングル曲が決まった時だっただろうか。 ライブへの出演が決まった時だろうか。それとも、はじめて総選挙の順位が発表された時だろうか。 分からない。 ただ、何か特別なことがあって、始めたのだろうなとは思う。 不足を感じたのか、向上を願ったのか。新たな階段を、登りたくなった。 いずれにせよ、この地道な一歩一歩が今の渋谷凜を、アイドルとしての渋谷凜を確立させていることは、疑いようのない事実だ。 最初は『特別』で始まったことが、今や日課と化すほどに『当たり前』となっていて。 例え、ほとんどすべてが偽物の街に放り込まれたとしても。 例え、誰かと殺し合いをしなければならないと知らされたとしても。 例え、得体のしれないおっさんと四六時中一緒にいなければならない日々に暗鬱を抱えても。 この当たり前を続けていることで、彼女は浮足立ちそうな現実に足をつけ、息が詰まりそうな空気にほ、っと一息をついている。 そんな気がした。 思えば、この世界を生き抜くためには無意味なレッスンに行き続けているのも『彼女』に会って『当たり前』を手にしたいから、なのかもしれない。 「おはようございます」 ともかく。 現実から逃避したいがための。 もしくは――現実にしがみ付きたいがための。 彼女の『当たり前』は。 かつて『特別』が始まったこの道で。 今回もまた、終わりを告げた。 「お会いできて光栄です、シンデレラガール」 彼は、黒のスーツを纏っていた。 「いえ、今はこう呼ばせていただきましょう」 彼は、三白眼だった。 「聖杯戦争参加者、渋谷凜さん」 彼は、突然に『特別』を与えに来た。 「貴女に、運営からの通達があります」 彼は、名刺の変わりに拳銃のようなものを凜に向けていた。 「……場所、移しても良い?」 これ以上、この『特別』が自分の『当たり前』を浸食していくのが厭で。 これ以上、彼女をシンデレラに変えてくれた『彼』との出会いを塗り潰されたくなくて。 凜は苦々しい顔を隠そうともせず、そう言った。 ◇ ◇ ◇ 「いやあ、助かりました。通常は封筒を郵送させていただくのですが、渋谷さんの場合はお家の方に先に開けられてしまう可能性もありましたので」 銃口を向けた無礼への謝罪を聞き続けながら辿り着いた公園で、彼――東金と名乗った男は開口一番そう言った。 「それにしても矢張りといいますか、全アイドルの頂点ともなるとこんな朝早くからトレーニングに励むものなのですなあ。 まだ年若いにも関わらず大人顔負けのプロ精神。感服するばかりですよ」 「それで、なに」 世辞など聞き飽きていると言わんばかりの必要最低限な反応。 もしくは、シンデレラへの階段を登り続けてきた中で自然と身に着けた「警戒すべき相手への対処法」とでもいうべきか。 そんなぶっきらぼうさに怯むこともなく、彼女より干支一周分は大人な男は言葉を続ける。 「わかりました。早速本題に入らせていただきます。 本日、聖杯戦争運営側から聖杯戦争参加者の皆さんへ討伐クエストが発令されました。 バーサーカー・ギーグ及びそのマスターであるジョーカーの討伐です」 「討伐?」 「詳しくはこちらをどうぞ」 眉をひそめる凜を尻目に、東金は手際よく封筒をポケットから取り出した。 どこにでもある普通の封筒だった。「聖杯戦争参加者の皆様へ」なんて文言が冗談のようにさえ感じられる。 早速封を切り、軽く目を通し始めた凜。 あくまでも冷静に、平静を保ちながら読み進めていく。 そんな彼女の見えないところで、東金の顔が悪鬼のように醜く歪んだ。 「やつらは聖杯戦争をする気がない」 凜の身体がほんの数ミリ揺れ、表情が一瞬強張った。 舐め回すように凜を観察していた東金は、あえて何も反応しなかった。 「やつらはクズだ。生きている価値のない、人以下のゴミクズだ。 信じられますか、渋谷さん。やつらは強盗にも、殺人にも、強姦にも、何一つ意味をもっていないんです」 意味もなく、犯罪を犯し続ける。 それがジョーカー。生粋の狂人。 罰を受けるべき罪人。 「そんな無秩序極まりない存在は、消さねばならない。 聖杯戦争に臨む覚悟もなく、自分のしたいことだけをして生き続ける。 決して許される存在ではない。そうは思いませんか、渋谷さん」 「……だからって、よってたかって殺す、ってのはどうなのかな」 「聖杯戦争のために生まれたこの世界における罪とは、何だと思いますか、渋谷さん?」 凜は、答えられなかった。 東金の目から逃れるように、手紙を読み続けるふりをして、ただひたすら目を動かした。 ただ、この時間が早く終わらないかと。等身大の、女の子のように。 東金は、楽しそうにそれを見つめていた。 「可愛いわんちゃんですね。私もよく、小さい頃に子犬と戯れたものです」 東金の腕がハナコの頭へと伸びていく。凜は、はっと顔を上げる。 何故か、意味もなく唾をのんだ。 頭を撫でる。ただそれだけの行為のはずなのに。 なんだか酷く、暴力的な気配を感じているように。 ハナコは尻尾を振らなかった。 代わりに大きく、欠伸をした。 ぱさり。 「おっと」 小型犬に手を伸ばそうとしゃがんだ拍子に、東金の内ポケットから一枚の写真が落ちる。 凜は見た。 東金とハナコから目を離せなかった結果。 見てしまった。 写真に写っていたのは、一見、何か分からない『物体』 奇抜な飾り付けをされた奇妙なオブジェ。 かの高名な芸術家の前衛的な作品ですと美術館で紹介されれば、信じてしまうかもしれない。 但し、それが公共の場では芸術作品足りえない理由がある。 その『物体』のちょうどてっぺんに。 『顔』が乗っていた。 明るい栗色の髪に、凜は見覚えがあった。 オブジェを飾りたてる襤褸切れの暖かい色合いに、凜は見覚えがあった。 オブジェの足元に何故かきちんと両揃えで置かれている、ぴかぴかに磨かれたスニーカーに、凜は見覚えがあった。 それは それは 「失礼しました。忘れてください」 今、自分がどんな顔をしているのか、凜は分からなかった。 決して鏡で見たくないような、そんなアイドルらしからぬ顔だろうとは、想像がついた。 「……痛ましい事件でした。被害者は誰にでも好かれる、学園のアイドルだったそうです。 このような悲劇を一日でも早く終わらせるために、ジョーカーは倒さなければなりません」 ハナコが、また大きく欠伸をする。 凜は力が抜けたようにしゃがみ込み、震える手でハナコを抱き寄せる。 大丈夫、大丈夫、と。言い聞かせるように呟いた。 「貴女がどのような決断をするか、それは私の預かり知らぬところです。 ですが、少なくともご家族や友人やアイドル仲間の皆さんには、それとなく夜分の外出を止めるように勧めたほうが良いでしょう」 『彼女』は、最近ずっと遅くまでレッスンに励んでいるようだった。 『彼女』の家は、凜の家よりもレッスン場から遠いところにあった気がする。 凜はいつもレッスンの帰りに、『彼女』と凜の家の前で別れていた。 「最も、ジョーカーは他人の家へ当たり前のように侵入し一家惨殺を行っています。 サーヴァントを持たぬ人間にとっては、この世界で安全なところなどないのでしょうがね」 サーヴァント。超常の存在。凜が持つ、武器にして防具。 その力を行使すれば、ジョーカーを前にしても身を守ることができるだろう。 だけど『彼女』は? 「ああ、一つ言い忘れていました」 ひたり、と。 東金が、凜の前に一歩を踏み出す。 最後の一押しを、押すように。 「ジョーカーを殺した場合でも、貴女が殺人犯として捕まることはありません。 流石に、英雄として祭り上げられることはないでしょうが……討伐依頼書に記載の通り、報酬も御座います。 少なくとも、新聞一面に『シンデレラガールの知られざる一面!』なんてことはありえません。そのために我々運営がいます」 我々は、世界は、貴女の味方です、渋谷凜さん。 ジョーカーは悪で、貴女は正義だ。 人殺しの化け物を打倒し、大切なものを守る、正義の味方だ。 そんな毒が、零れ落ちていく温かい思い出に代わって、凜へ流し込まれていく。 「それでは、貴重なお時間をありがとうございました」 「…………」 お互いに、話すことはもう何もなかった。 凜は、胸に抱えたハナコの温かさを感じながら、走る。 悲鳴を上げかけているような顔で。今にも泣き出しそうな顔で。 それでもきっと、彼女は何事もなかったかのように家に着き家族に会い、何事もなかったかのように学校へ向かい友人たちと談笑するのだろう。 それぐらいは出来る演技力を、シンデレラガールは身につけてしまっていた。 だけど、それでも。 渋谷凜は『彼女』の――島村卯月の、太陽のような笑顔に一刻も早く会いたかった。 「頑張って下さい」 その言葉は、渋谷凜に届かなかった。 犯罪係数 64 ◇ ◇ ◇ 執行対象ではありません、トリガーをロックします 「なかなかに手強いですな」 東金朔夜は渋谷凜の姿が完全に見えなくなったことを確認してから、己の手に握られた拳銃に声をかけた。 「何度か挑発も行ったのですが……反応さえありません」 「マスターを守る気がないのか、守れるという絶対の自信があるのか」 「それとも、こちらの意図を読んでいるのか」 懸念事項、対象が解析系スキルもしくは宝具を持っていた場合、当騎の宝具を視認された可能性は今後に悪影響を与えかねません 「その点においては申し開きのしようも御座いません」 「軽率な判断でした。ただ」 「彼女の、シンデレラガールの今の色を見ておきたかったものですから」 ……………… 「なに、御心配には及びません。マスターである渋谷凜は聖杯戦争へと臨む覚悟を決めたようですし」 「いずれ、サーヴァントの方も尻尾を出さざるを得ません」 東金執行官は引き続き任務に励んで下さい 「お任せください。全ては、シビュラによる完全統治のために」 ◇ ◇ ◇ 知っている顔 知らない貌 うた 東金朔夜 シビュラシステム 知っている顔 知らない貌 Who are you ? 貴女は シンデレラ ガール 誰もが羨む ヒロイン 全国民の 知っている顔 そしてお前は 従者 誰もが知らない 怪物 名前も分からぬ 知らない貌 光に 紛・れ・て 闇は静かに ひ・そ・む 俺ら 全てを 支配しなくちゃ 気が済まねえ DOMINATE! 知っている顔 知らない貌 お前たちは 秩序? 混沌? 善か? 悪か? 知りたいのさ Sibyl System 深刻なエラーが発生しました 深刻なエラーが発生しました 深刻なエラーが発生しました 当システムのエラーを確認しました エラーを引き起こしたバグへの対処を最優先で行います 汚染箇所を確認します 汚染範囲を測定します 汚染強度、狂 対処法を協議します しばらくお待ちください 協議の結果、汚染範囲を廃棄することに決定しました 当騎における0.76%を廃棄します バグの侵入経路を推測します ケーブルから侵入の可能性、大 汚染範囲における電力供給ケーブルを切除します 調査の結果、該当ケーブルは千代田区の余剰電力を供給していたものと判明しました 対象地区の警戒度をD→Bに上昇させます また、当騎の精神障壁を突破したことから対象バグの危険性を暫定的にAランクに認定します 監視官及び執行官の維持、問題ありません 禾生壌宗との同調、問題ありません 聖杯との接続、問題ありません ムーンセル及び東京との連絡、問題ありません 全機能の復旧、並びに正常動作を確認しました 当騎の完全性は、保たれています 引き続きルーラーとしてご利用の程、宜しくお願い致します ◇ ◇ ◇ 姫は騎士へと歩を進め。 狗はエモノを鋭く見つめ。 王はUTSUWAに毒される。 …………フフフ 復讐。義憤。愛情。正義。 大義名分の名のもとに。 闇へその身を沈ませる。 そして、この小話の語り部たる 私 は。 ハハハハハハハハハハハハ! ■■■■■■■■は、彼ら全てを高みから嘲う。 【A-4/渋谷/1日目 早朝】 【渋谷凜@アイドルマスター シンデレラガールズ】 [状態] 精神的に少し不安定。犯罪係数64 [令呪]残り3画 [装備] 手持ちバッグ(散歩グッズ入り) ハナコ [道具] なし [所持金] 手持ちは高校生のおこづかい程度。 [思考・状況] 基本行動方針: 私は…… 1. 今はただ、島村卯月に会いたい。 2. ジョーカーを……? [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 【ランサー(アドルフ・ヒトラー)@ペルソナ2罪】 [状態] 健康。 [装備] ロンギヌス [道具] なし [所持金] なし [思考・状況] 基本行動方針:愉しむ。 1.愉しい。 [備考] ※ジョーカー討伐クエストの詳細を把握しました。 ※ジョーカー&バーサーカー組の情報を把握しました。 ※ 検閲済み 007 一人×2 投下順 009 誓いの爪痕 006 俺たちは闇から光を見ている 時系列順 011 誰も知らないあなたの仮面 BACK 登場キャラ NEXT 000 DAY BEFORE:闇夜が連れてきた運命 渋谷凛&ランサー(アドルフ・ヒトラー) 015 禍々しくも聖なるかな
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キャラシート【としあきの聖杯戦争TRPG】 マスター 【名前】フィム・ノアール 【容姿】白髪ロングのお姉さん 今日は休暇で来たらしい 【願い事】強いて言うなら、金が欲しい 【バッドエンド】略 【グッドエンド】略 【令呪】 0 / 0 【HP】 15 / 15 【筋力】E:1 【耐久】C:3 【敏捷】E:1 【魔力】C:3 【幸運】D:2 【スキル1】結界魔術:自分のサーヴァントの最大HPを15増やす。 【スキル2】援護射撃(物理):自分のサーヴァントの物理攻撃時、補正値3を与える。 【スキル3】援護射撃(魔術):自分のサーヴァントの魔術攻撃時、補正値3を与える。 【その他】混沌・中庸 泥 名前 フィム・ノアール 誕生日・年齢 7月7日・「女性の年齢をむやみに聞くものじゃないな」 身長・体重 168cm・「体重もまた然りだ」 血液型 B型 好きなもの 甘味・青春ドラマ 苦手なもの 『過去』 特技 スナイピング 起源 流雲 属性 混沌・中庸 魔術属性 空 魔術系統 黒魔術 魔術特性 呪 魔術回路 質:A/量:C/ 編成:普通 【設定】 白く長い髪が印象的な美人女性。 かつて、裏社会にて用心棒を生業としていた過去を持つ魔術使いであり、黒魔術と大小さまざまな銃火器を駆使した射撃戦法で戦う。 現在は裏社会から足を洗い、「黒井映子」という偽名にて、かつてともに仕事を行っていた「山村 累助」の下で家政婦として働いている。 裏社会とは勝手の違う生活に、未だに苦労しているらしいが、なんだかんだで楽しい日々を送っているらしい。 裏社会の頃のことを詮索されることを非常に嫌がり、この事を聞こうものならもれなく蜂の巣にされるので注意。 +・・・ マスター 【名前】フィム・ノアール 【容姿】白髪ロングのお姉さん 【願い事】「山村零音」の居場所を知る 【バッドエンド】略 【グッドエンド】略 【令呪】 3 / 3 【HP】 20 / 20 【筋力】E:1 【耐久】B:4 【敏捷】B:4 【魔力】A:5 【幸運】E:1 【スキル1】混血:英雄点5を得る。サーヴァントに対し、通常のダメージを与える。 【スキル2】魔術戦専用ライフル:魔術攻撃時、補正値5を得る。 【奥義】『紅光赤血の朱色魔弾』:魔術攻撃時、補正値10を得る。 【その他】混沌・中庸 混血 実は彼女こそ山村累助の妻であり、零音の母、佐那子&北雄の祖母にあたる人物「山村香夜」その人。 西洋に存在する、日本の「鬼」と同種の魔族の血を受け継ぐ、いわゆる「混血」であり、そのため彼女の一族は常人の数倍の寿命を持っている。実年齢は90歳後半だが、肉体年齢にはほぼ三十路と同等。(あれ、じゃあ精神年齢は?) 寿命をごまかすために、裏社会を転々としていた所もあり、現在、家政婦として山村家に住んでいるのも、怪しまれないようするための方便だったりする。 とある街の聖杯戦争に参加し優勝。聖杯の願いはともに戦ってくれたとある「子を想う母親」のために使用し、自身は息子である零音の居所を監督役より聞き出し、去っていった。 『紅光赤血の朱色魔弾』 自身の総血液の30%を体から抜き出し、圧縮凝固させて1発の弾丸へと形作ったもの。 専用の魔術ライフルで相手に打ち込むことで、物理的ダメージはもとより、対象の魔力と弾丸の魔力で凝固反応を起こさせ、無力化させることができる。 この魔弾は、彼女にとっての『切り札』であるらしく、裏稼業時代でも使用したのは稀だったとのこと。